欲は悪いもの? いいえ、「感謝」からの欲は、宇宙にとっての光です

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「欲を持つのは悪いこと」——そう信じていませんか?

「欲を持つのは煩悩につながるから良くない」
「人間の欲には限りがなく、満たされないから苦しみの原因になる」

こうした考え方は、私たちの中に深く根づいています。

確かに、自分だけの利益を追い求める欲は、
一時的な快楽のために人や自然を犠牲にすることもあるかもしれません。

けれど、たとえば——

  • 「社会を良くしたい」
  • 「子どもたちの未来を守りたい」
  • 「地球の美しさを残したい」

こうした願いは、大きな視野を持つ“欲”です。
それは、本当に“悪い”ことでしょうか?

「良い欲・悪い欲」という二元論から抜け出す

そもそも「良い」「悪い」という判断は、
人間がつくり出した概念にすぎません。

本当は、どんな欲にも本質的な善悪はありません。

では、何が苦しみを生むのか?

それは、「不満」や「欠乏」の気持ちから生まれた欲です。

欠乏から生まれた欲は、なぜ苦しくなるのか?

例を見てみましょう。

  • 「お金が足りないから、もっと欲しい」
  • 「恋人がいないから、パートナーが欲しい」
  • 「今の仕事が嫌だから、転職したい」

これらは一見、前向きな願いに見えますが、
出発点が「今は満たされていない」という心の状態であるため、
その思考が現実を創り出し、
「満たされない状況」が繰り返されてしまうのです。

欠乏の感覚はどこから来るのか?

人は、目に見える世界に意識を集中しがちです。

けれど、目に見えるものには限りがあります。
限りある世界の中では、「誰かが持っていて、私は持っていない」という比較が生まれ、
「私は足りない」「持っていない」という思考が強化されてしまいます。

こうして、「ない」状態に意識を向け続けることで、
「もっと欲しい」「まだ足りない」という苦しいループに入ってしまうのです。

宇宙の本質は、「無限のエネルギー」

一方、本当の宇宙の姿はどうでしょうか?

物質に見えるものも、実体のないエネルギーの塊です。

この世界は、すべてがエネルギーでできており、
そのエネルギーは無限に存在しています。

ということは——

欲しいものに意識を向けるだけで、
宇宙のエネルギーがそこに集まり、
それが現実として形になっていく
のです。

この宇宙のしくみを理解していれば、
「欲は悪いもの」でも「満たされないもの」でもなくなります。

欠乏の波動を変える、たった一つの方法:感謝

欲を持つことが苦しくなるのは、
「今の自分にはない」という欠乏の波動が土台にあるから。

でも、その波動を一瞬で変える方法があります。

それが——「感謝」です。

  • 「お金が足りない」→「今生活できていることに感謝」
  • 「恋人がいない」→「今、自分が生きていることに感謝」
  • 「仕事が嫌」→「仕事があること自体に感謝」

「今ここにあるもの」に意識を向けて感謝すると、
欠乏の波動が溶けていき、
満ち足りた状態からの“欲”へと変わります。

感謝から生まれる欲は、豊かさを引き寄せる

感謝の心から始まった欲は、
それ自体が豊かさの波動を持っています。

だから、その欲は自然と豊かな現実を引き寄せ、
何より自分自身がどんどん幸せになっていきます。

そしてその波動は、
周囲や宇宙全体にも良い影響を与えていきます。

弥勒の時代に必要なのは、「感謝からの欲」

これからの時代は、競争や奪い合いではなく、
一人ひとりが個性を輝かせながら、
全体の調和をつくっていく時代
です。

それが、仏教で言う「弥勒の時代」。
慈しみと調和のエネルギーに満ちた未来です。

そしてその時代に必要なのが、
「感謝の心から生まれた欲」なのです。

欠乏からの欲は、争いと破壊を招く

反対に、欠乏や不満から生まれた欲は、
競争を激化させ、争いや環境破壊を招きます。

このままでは、地球も、私たちの心も、持ちこたえることができません。

あなたの「欲」は、あなたの個性の芽

今、多くの人が、人生を諦めかけています。

でも本当は、
「欲」こそが、あなたの個性を輝かせるためのエネルギーなのです。

どうか、「こんなこと望んじゃいけない」と自分を否定せずに、
まず「今あるもの」に感謝を向けてみてください。

その感謝の波動から生まれた欲は、
あなた自身を幸せにし、
周囲を照らし、
宇宙さえも喜ばせる、尊い光になります。

最後に

欲はダメじゃない。むしろ、もっと望んでいい。
感謝の心から出発すれば、その欲は、宇宙にとっての祝福です。

あなたがあなたらしく輝くために、
ぜひ、遠慮なく、心からの願いを抱いてくださいね。

Sealed with gratitude and LOVE❤️

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