「許して、忘れよう(forgive and forget)」という言葉を耳にしたことがある人は多いでしょう。
けれど、本当に「許す」とは何でしょうか?
そして「忘れる」とは、ただ記憶を消すことなのでしょうか?
少しだけ、これらの言葉を心の奥から見つめ直してみたいと思います。
💭 Forget:「空間をつくる」ということ
“Forget(忘れる)”とは、単に思い出せなくなることではありません。
むしろそれは、新しい何かを迎える(getする)ための「余白をつくる」行為とも言えます。
過去の痛みや執着をそっと手放すことで、
今この瞬間にスペースが生まれ、
そこに愛や喜び、インスピレーションが流れ込む余地が生まれます。
「忘れること」は、逃げることではなく、
「もう持ち歩かなくていいものを静かに下ろすこと」。
スピリチュアルな視点で言えば、
Forgetは「空(くう)」の意識。
すでに終わった過去は、今ここには存在しておらず、
実体のない幻想のようなものです。
💞 Forgive:「自分自身への贈りもの」
“Forgive(許す)”という言葉は、”give(与える)”に”for(〜のために)”がついたもの。
語源的には、「完全に与える」「全てを手放す」という意味が含まれています。
つまりForgiveとは、
過去の痛みに執着していたエネルギーを自分の自由のために解き放つ(giveする)こと。
たとえば、
あなたの手の中に、つらかった出来事という名の「石」があるとします。
その石をぎゅっと握りしめていれば、手は自由になりません。
けれど、それをそっと手放したとき、
その手には、また新しい何か美しいものを受け取る余地が生まれるのです。
Forgiveは、愛の実践。
過去に力を与え続けることをやめ、
今という瞬間に自分の主権を取り戻す行為です。
🌬 Forgiveは「Release(手放し)」Forgetは「Space(余白づくり)」
Forgiveが心を軽くし、
Forgetが意識を静かに整える。
この二つはセットになって、
「癒し」と「自由」の静かな革命を生み出します。
他人のためではなく、自分自身のために。
Sealed with LOVE❤️